2011年12月16日金曜日

How to do System GMM ( xtabond2 ) using Stata

■Stataを用いてSystem GMM  (Blundell and Bond (1998)) を行う文法

xtabond2 depvar L.depvar exo endo, gmm(L.depvar endo) iv(exo) 

  • depvar: 被説明変数 
  • L.depvar: 被説明変数の1期ラグ
  • exo: 外生の説明変数
  • endo:内生の説明変数

オプションのgmm()の中に内生変数を指定、iv()の中に外生変数を指定しないと推計が出来ないので、これは必ず指定しなくてはならない。

System GMM は動学パネルの階差方程式とレベル方程式をシステムとみなしてGMM推定する。
操作変数としては階差方程式にはレベルのラグを、レベル方程式には階差のラグを使う。

動学的パネルモデルのGMM推定におけるモーメント条件の数は時系列の標本サイズTに依存しているため、Tが大きいと操作変数が多すぎる問題が生じる(どういう問題かはここではスルー)。これを回避するために操作変数として使うラグの数を指定できるコマンドがある。

gmm(endo, laglimits(a b))

laglimitsを使うと使うラグの期をaからbまでと指定することができる。一般にTが大きい場合はラグを限定するのが望ましい。


■その他のオプション

twostep : デフォルトではonestep推計が行われているがtwostep推計を指定可能

robust : 頑健な標準誤差を指定



■インストール

xtabond2のコマンドはstataのバージョンによっては標準装備されていないため、Roodmanが作ったものをインストールする必要がある。

こちらを参照
http://ideas.repec.org/c/boc/bocode/s435901.html


■参考となる論文

Blundell and Bond(1998)
"Initial conditions and moment restrictions in dynamic panel data models"
http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0304407698000098


D.Roodman (2009)
"How to do xtabond2: An introduction to "Difference" and "System" GMM in Stata"
http://ideas.repec.org/p/cgd/wpaper/103.html

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