彼女はライカ、またはクドリャフカ. 世界で初めて軌道を周回した女の子.
クドリャフカは小さな犬だった
記録が古いせいか
クドの犬種はわからない
誰かは「雑種」だと言い
また誰かは「ライカ犬」だ
「ハスキー」だ「サモエド」だと言う
ASIAN KUNG-FU GENERATION が好きなんだけど、youtubeをうろうろしてたらこのフラッシュを見つけた. 「ライカ」と言う曲は好きな曲の一つなんだけど、基本的に歌詞に関心のないぼくは初めてこの曲の意味を知った. まあ、こちらの動画を観てから読んだほうが手っ取り早いかもしれない.
1957年11月3日 ソ連のスプートニク2号は彼女を乗せて宇宙へと打ち上げられた.
当時研究所ではクドと同じく
小さな雌の犬が20頭以上訓練されていたという
彼女たちは
ロケットで高度200kmまで打ち上げられ
パラシュートで降りてくる訓練や
数週間小さな気密室に閉じこめられるという
訓練を何度も受けてきた
その犬たちの中で最も
訓練の成績、体調などが良かったのが
クドリャフカだったのである
彼女を乗せたスプートニク2号は1958年4月14日、大気圏再突入と共に崩壊した.
大気圏再突入が出来る設計ではなかったのだ.
彼女の心拍数などを図る計器と10日分の食料を乗せて打ち上げられた.
彼女にとって最後の最後の食事は
いつも通りチューブで直接のどに押し込められた
睡眠薬と毒物入り特別食
酸素がなくなる前に
苦しまずに殺すという人間の「配慮」であった
彼女が苦しんで死んだのか
眠るように死んだのか
それは誰にもわからない
彼女の死を見届けたのは
命をデータ化する機械だけなのだから
このフラッシュは感傷的な気分になるようになるように作られている. 初めて観たときは好きな曲と言う事もあいまって「( ;∀;)イイハナシダナー」状態だったが、色々知りたくなって検索をしてみた.
当初、ソ連が発表した事実は、フラッシュにもある通り彼女は打ち上げから10日後に毒入りの餌によって安楽死させられたと言う事だ。
しかし、1999年には彼女はキャビンの加熱により打ち上げから4日後に死んでいたと報じられた.
はたまたその3年後には、ディミトリ・マラシェンコフという当時の関係者が、実は彼女は打ち上げの数時間後に加熱とストレスで死んでいたと発表した. 結局、よく分かっていないのだ.
フラッシュの冒頭にも
ライカ、またはクドリャフカに関しては近年、死亡時期などの定説が大きく覆されつつあり実際にどうだったかは未だに明確にされていません.よって作品中の表現が必ずしも真実基づいているという保障はありません
しかし、それによってこれらのFlashや音楽の価値が失われる事は決してないと考えます.
とある.
少なくともぼくの様な教養の足らない人間がこうして幾つか調べ物をする契機にはなったと言う事だ. この曲の歌詞は コチラ など.
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